2023/06/29

大津での寄席

大津での寄席

毎年この時期になったら 大津はつらつ寄席と云うのを やっているので
この前の日曜日に 聴きに行って来ました。ここ何年か 聴きに行っているのですが 今年で29回だそうです。

メニックスの29期と同じやなぁと 長いことやってはるんやと感心してたんやけど
出演者の桂三風さんは大津出身なので 大津で寄席をして 滋賀のみなさんに楽しんでもらえればと思って
ここ29年と長きに渡り やってこられたそうです。

大津はつらつ寄席は 三風さんを入れて 5人に噺をしてもらったんやけど 笑福亭たま の 矢橋舟が 一番おもろかった。
ボクは 落語が好きで 守山の市民会館でも よく落語をやっているので 聴きに行きます。
繫昌亭にも よく聴きに行くんやけど たまちゃんは 知らんかった。

今回は 近江にまつわる噺をしてもらったのですが 桂米左の宿屋町で ちょっと 寝てしまったかな。

たまちゃんの 矢橋船は 草津の矢橋から大津まで 船に乗って行くんやけど 
船にいろんな人が乗り合いをして その中で 戸板に乗った病人が居てたり 番頭の久助を連れたご隠居さんがいたり
にぎやかに 話は進んでいくのですが ご隠居が そろそろ一杯お酒が欲しいと云う事で
久助が手あぶり(七輪)に炭を焚いてあるものを持ってきたんやけど 肝心の燗徳利を忘れてきたので
燗酒が飲めないと云う事で 何か 代わりになるものを探していたら 草津焼の尿瓶を買ってきた人がいて
まだ 新しいから 使ってみたらと云う人が居て 貸してもらうことなって
うまい具合に燗ができて ご隠居さんは 大喜び、それで 尿瓶を貸してもらったお礼に 一杯どうですかと云う事で
船に乗っている人みんなに ふるまっていたんですが 何人かの人に回ったところで
オレんところに早く 飲ませてーとやかまし人がいて その人に尿瓶を持って行って 飲ませたら ほんまもんのおしっこやって言うから そんなはずがないと ワイワイ言っていたら
戸板の病人が その尿瓶は ワイのおしっこやと 言うたんで 尿瓶が2つあるがな? ややこしとこに あるさかいやと
今度は本当の酒やで・・・と 何杯も飲んだるちゅうて 飲んだら これもおしっこや云うて 騒いどったら
戸板の病人が それ 今したとこやねんと 言ったので 飲んだ男は 大暴れ・・・
酒とおしっこが 混ざってしもうたので この一升瓶の冷酒を 飲んどきと・・・

そんな おもしろいはなしやった。噺は もっともっと 長かったんやけど ここが一番面白かった。

来年は 30回と云う事で 桂三風さんの 親分が出てくれるようです。
誰やろなぁ・・・いらっしゃい!