2022/09/05
~に 出でし月かも
今年のお月見は9月10日(土)ですね!
「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」
百人一首にもあるこの歌を
お月見の時期になると思い出します。
詠み人は安倍仲麿(阿倍仲麻呂)、
ちょうどいま日本経済新聞(朝刊)の新聞小説の主人公の方でもありますね!
ブログ担当者がこの歌と出会ったのは小学校中学年の頃でしたが、
なんだか妙に気になって、最初に覚えた和歌となりました。
その後、転校の日がお月見の日と重なったりして、
ますますこの歌に、思いを馳せたりしたものです。
その上、高校の古典の先生は、
あだ名で“平安”と呼ばれるくらいの先生で
(基本的に移動も喋りもゆったりだけど、源氏物語を語る時は特に我を忘れて早口で熱い)
勉学として興味、というよりは先生が面白かったので、
恋路における文だの月だのと先生が夢中でお話しされていた内容だけは未だに覚えています。
石山寺に行こうかしら、とも思いますが、
“別の場所にいても同じ月を観ることで心が通う”
というのも素敵だな、と思うので、
特定の誰かじゃなくてもいいから、
お月見の日は静かに人というものを考えてみるのもありかな、なんて思っています。