2023/01/30
雪上の探偵
気取ったタイトルをつけてみたが、なんてことはない。
ちょっとした探偵気分を味わいたいなら、
雪上の足跡の観察をおすすめしたいだけである(笑)
雪上に残る足跡は現実から空想世界まで、
結構自由に想像を巡らせることができる。
たとえば靴跡から、
単純に
こびとのようだな、とか巨人のようだなとか思ったり、
ちょっと大きめの丸い跡と一緒なら、しりもちついたのかな?と心配になったりも。
その靴型の大きさや形で年齢や職業を推測して、
どういう経路を残しているかをみて、
“先を行った人の後をひたすらなぞる人もいれば、
独立独歩といったような人もいるなぁ。きっとこの人は…“
なんて、その人の性格や思考を考えてみたり、
そしてふと、そう考えた自分について
「あ、自分はこんな風に思うのか」といった発見をすることもある。
真っ白な上に浮かびあがるものは有象無象で
意外な学びをくれるものだ。
ちなみにわたしが個人的に好きな雪上の足跡は、
水鳥の足跡である。
突然畑中に現れ、用水路付近でググっとなっているやつに惹かれる。
その歩度に、勝負師の気配を感じてニヤリとする。